日本酒(にほんしゅ)は、米を発酵させて作る醸造酒で、日本の伝統的な酒の一つです。約5℃から約60℃まで幅広い飲用温度帯があり、同じアルコール飲料を同じ土地で異なった温度で味わうのを常としているのは、日本酒だけです。また、料理で魚介類の臭み消しや香り付けなどの調味料としても使用されます。
 日本酒の主な原料は米と水と麹(米麹)ですが、それ以外にも酵母,乳酸菌など多くのものに支えられて日本酒が醸造されるので、広義にはそれらすべてを呼ぶこともあります。専門的には、香味の調整に使われる『醸造アルコール』『酸味料』『調味料』『アミノ酸』『糖類』などは、副原料と呼んで区別しています。
 日本酒はビールやワインと同じく醸造酒に分類され、原料を発酵させてアルコールを得ます。しかしワインと違い、原料に糖分を含まないため、「糖化」という過程が必要になります。ビールの場合は、完全に麦汁を糖化させた後に発酵させますが、日本酒は糖化と発酵を並行して行う工程があることが大きな特徴です。並行複発酵と呼ばれるこの日本酒独特の醸造方法が、他の醸造酒に比べて高いアルコール度数を得ることが出来る要因になっています。
 酒税法の定義によると、清酒(日本酒)は使用できる原料が決められており、必ず米、米麹、水を使うこと、「こす」という工程を必要とすることが定められています。